2008年10月23日

「深川駕籠」




◇「深川駕籠」 山本一力

 深川の駕籠かき、新太郎と相方の尚平は息の合った2人。
周りから肩先が飛び出すほどの大柄でした。
後棒の新太郎は月代は青々としていて、表を走る駕籠かきとは思えない
ほど色白な顔で、濃い眉と大きな黒目が際立っていた。
前棒の尚平は肌の黒さが尻の白いふんどしを引き立てていた。
潮焼けした漁師のような身体つきだが、月代には剃刀も当てられており
髷もきれいに結われていた。

 しかも二人とも真冬だというのに、ひとえの紺木綿と身体に巻いた
さらしだけ。端折った木綿の裾からは真っ白なふんどしが見えていた。

 もう、この出で立ちだけでも、男のニオイむんむんなのに、
江戸っ子らしい義理と人情が絡み合って、なんとも気持ちのよい
ストーリー展開で楽しませていただきました。
損得を超えた男たちの友情に、思わず私も惚れ込んでしまいそうに
なりました。
 何と「損料屋喜八郎始末控え」シリーズの、あのシブーイ喜八郎さんも
チラッと顔を出していて、私はもう大喜びでございます。
タグ:読書
posted by ふうたんかあちゃん at 16:25| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の宝箱 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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プロフィール
一言:子どもは、高校1年生の息子、小学6年生の娘、小学3年生の次男の3人です。
長男が陸上をやっている影響か、娘は中学生になったら陸上部に入りたいそうです。
私は、去年から太極拳とお習字を始めました。本を読むのが大好きで、時間を見つけては図書館に本を借りに行っています。

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